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真空脱ガスされた高炭素クロム軸受鋼鋼材を使用し、主にベアリングの部品としてあらゆる産業機械、輸送機械などの回転部分に使用されます。その高精密性と耐久性は世界最高水準にあります。
材料は、JIS G 4805高炭素クロム軸受鋼鋼材（SUJ２）
鋼球の規格はJIS B １５０１に準じます。
硬さ：HRC61～67

SUS４４０C材を使用し耐食性ならびに加工精度に優れ耐食性を要求される精密ベアリングに使用されますが、ほかに単体で高圧バルブ、安全弁にも用いられます。
材料は、JIS G 4303（ステンレス鋼棒）、JIS G 4309（ステンレス鋼線）のSUS440C
寸法および寸法精度は玉軸受鋼球に準じます。
硬さ：HRC59～66

耐食性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼球で耐食性に優れ、非磁性です。主としてバルブなどに用いられ、材料としてはSUS304、SUS316が使われます。
SUS304は低炭素のため炭化物の析出が少ないため耐食性が良く一般に多く用いられます。
SUS316はモリブデンの添加により耐食性、耐酸性に特に優れ高温での強度も大です。

必要な強度を得るため、浸炭焼入を行い、玉軸受鋼球に準じた仕上げをします。自転車、キャスター、戸車など低中荷重で特に高精度を必要としない場所に広く用いられます。
材料はJIS G 3539 冷間圧造用炭素鋼線（SWCH 10R）

硬度が非常に高く、高温強度が大きく、耐磨耗性や耐食性に優れ、またほとんどの薬品に侵されないという物理的にも科学的にも極めて安定した特長を持っています。
主な種類として、
窒化珪素(Si3N4)：熱膨張係数が小さく耐熱衝撃性、耐熱クリープ性に優れベアリングに多く使用されます。
アルミナ(Al2O3)：常温強度、耐蝕性、電機絶縁性に優れ、バルブ等に多く使用されます。

超硬合金球は極度の硬さと耐磨耗性が必要とされる用途、高性能ベアリング、高温、高耐蝕用ボールバルブ、各種測定器の測定子、内径サイジング及び拡大、治具、硬度計などに使用されます。
材料はJIS H 5501超硬合金
硬さ：HRA89-92